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interviewインタビュー

木曽 千草 先生

2023.01.13

第13回 美魔女コンテストTOKYO グランプリ受賞記念 木曽 千草 先生 特別インタビュー -コンテストを通して得たもの-

2022年12月に行われました第13回美魔女コンテストTOKYOで、木曽千草 先生がグランプリを受賞されました。木曽先生には、日頃よりアビリティーセンターの研修で講師として登壇いただいております。今回は、弊社の江渕が聞き手となり、グランプリ受賞後に行われた特別インタビューをお届けします。

木曽千草

木曽千草 先生 プロフィール:

東京に本社を置く、大手外食チェーン店にて、直営部勤務後、能力開発システム研究所に入社。四国内を中心に、産・官・学の3分野の人材育成のプランニングや講師として関わり、人と組織の成長を支援する。
愛媛県さくらひめ大使・愛媛シルク大使、行政や経済団体の役員など、積極的な社会活動を行い、人を繋げる地域づくりを大切にしている。
2022年12月に雑誌「美ST」主催 第13回 美魔女コンテストTOKYOでグランプリ受賞。

木曽千草 先生・聞き手/ 江渕泰子

コンテストで頑張ったのは、応援してくれる人のため

江渕: 木曽さん、この度はグランプリ受賞、誠におめでとうございます。

木曽先生 以下敬称略:本当に応援ありがとうございました。

第13回 美魔女コンテストTOKYOグランプリ受賞時
撮影/高木真

江渕: アビリティーセンター 一同、嬉しく思っております。
本日、木曽さんにお聞きしたいことは大きく二つで、一つは「東京で何を見て来ましたか?」ということ、もう一つは、木曽さんは「誰のためにコンテストに出たんですか?」ということです。
一つ目はあまり想像が出来ないのですが、二つ目は、想像なのですが、多分自分のためではない気がしていまして、誰なんだろうということがすごく知りたかったんです。

木曽:二つ目については、応援してくれる人のため、ですね。月並みですがそれに尽きます。
応援してくれる人というのは、SHOWROOMに来てくれた、実際に応援して下さった方もいますし、取引先の方、大学の昔の教え子や、snsでつながっているなど色々な方ですね。

※コンテストの三次審査として、ライブ配信サービス「SHOWROOM」でセミファイナリスト23名がそれぞれの魅力や美魔女コンテストにかける思いなどを発信した。

SHOWROOMは3ヶ月と長期にわたりほぼ毎日生配信行いました。いらっしゃる方はアバターでコメントをされるんですね。知り合いはもちろんのこと、私のことを全然知らない方も訪問してくださるようになり知り合いも連れてきてくれて。1日に2回から3回、3時間以上も配信を毎日続けると、アバター同士でもコミュニケーションが取れるということがよく分かりました。初めての人でも、男性か女性かわからなくてもコミュニケーションは取れる。応援者同士の横の繋がりも出来ていきました。

江渕: すごい不思議な世界ですね。

木曽:私が主役で皆さんが応援してくださるのですが、それ以上に参加者の皆さんが主役の世界なんです。

やっぱり人が喜んでくれるのが好き

江渕: 木曽さんて、そういうことが好きそうだなって前から思ってたんですよ。研修でもよくおっしゃっていますが、ファッションショーをされたり、人を主役にさせますよね。
それってどういう気持ちからなんですか。

木曽:(誰かがが主役になるのが)一番満足しますね。みんなが輝いている時です。そうなるために、ちょっと後押しするのが好きですね。
美魔女コンテストファイナリスト9名のLINEグループがあるんですが、それも最初にみんなに声をかけるのは私。「グループライン作ろう」と一人一人声をかけて、調整してLINEグループまでは作る。そこからは皆さんが主役。メインでリードはしないですね。

江渕: そこがね、木曽さんしかできないと思うんですよね。すっと、引けるというか。

木曽:自分たちで動き始めますからね。

江渕: それが木曽千草ワールドでしょうね。

木曽:どの人もそうだと思いますが、やっぱり人が喜んでくれるのが好きなので。
今回も「すごいメンタルの強さですね」とか、「よくこれだけやり遂げたね」とおっしゃる方も多かったのですが、一人だったら絶対に無理でした。やっぱり応援してくれる方、ことあるごとに「頑張ってね」って言ってくれる方がいる、だから頑張れる。「辞めるわけにはいかない、応援してくださる方のために頑張りたい」と思いましたね。

江渕: いつ辞められないと思ったんですか。応募することも勇気はいると思うのですが。

木曽:応募の時は勇気が必要ということはなかったですね。知り合いからミセスコンテストを今年から手伝って欲しいと言われまして、やはり別格である美魔女コンテストの募集要項がどうなっているか見たのがきっかけでした。申し込み送信ボタンを押したのは、私の潜在意識がそうさせたんだと思っています。

一次審査が書類選考で受かり、二次審査がグループ面接とカメラテストだったんですね。非常に美しい方ばかりで、場違いなところに来てしまったなと思いました。撮影していただくのも初めてだし、モデル経験もされているような美しい方々と話す機会もほとんどなく、美st編集部さんともお会いするのも初めて。よい経験をさせていただいたと感謝するとともに、合格する気がしないと清々しい気持ちで思い出箱にしまっていました。
引くに引けないなと思ったのは、二次審査に思いがけず合格した時ですね。23人のセミファイナリストに選んでいただき、美stさんに掲載されることになったんです。これは覚悟を決めようと決めました。

江渕: 木曽さんて、男女問わず健全な応援をされる方だなと感じます。不思議な魅力ですよね。

木曽:今まで行ってきた社会活動や仕事が、すべてコンテストにつながったように感じました。
「あの時にお世話になったので応援します」とか、力貸すよと、多くに方々が頑張ってくださいました。アビリティーセンターさんもそうです。「朝礼で毎日web投票した?言っています」「snsでシェアしました」など、多くのお声をいただきありがたかったです。

江渕: 私も客先で「木曽さん知ってますか?僕たちも応援してます」と言われていました。「木曽さん知ってますか?すごいですよね!」というのが一時ご挨拶になっていましたよ。

自分の中にずっとあったジレンマ

木曽:応募の時のボタンを送信させた潜在意識は、自分の中にずっとあるジレンマでした。
大きく二つできてないな、というジレンマがずっとあって、一つは社会活動で「もっと私に影響力があったら、もっとみんなのことが伝わるのに!」という想いです。

「もっとみんなのことを伝えたい!」といつも思っていた

江渕: おっしゃっていましたよね。

木曽:それが相当にいつもジレンマで、なんか情けないなあと思っていたんですね。
もう一つが、やっぱりエイジングと戦うということですね。今も戦っていますが、歳を重ねるごとに、美と健康の大事さを感じますものね。
コンテストが、人材育成において非常に素晴らしい成果をあげる仕組みだということは、私自身がミスコンの愛媛大会の運営や審査に関わってきた経験から学んでいたんです。

普段は研修講師として活躍される木曽先生

江渕: そうですよね。それは伺っていたので、きっとそれもあるんだろうなと思っていました。

木曽:支える側が好きなので、コンテストの出場経験は1度も無し。出る方には全く興味が無かったのに、自分を変えるためには、確実に成果が出ると確信していました。自分を修業に行かせるような気持ちで、潜在意識で応募ボタンを押したんじゃないかと思います。

江渕:やっぱり自分が講師でありつつも、やっているからこそ修業したいという気持ちがあったんですかね。

木曽:江渕さんが大学院に行った(江渕は本年MBAを取得)のと一緒で、日常生活の中でスキルアップするって限界みたいなものを感じますよね。

江渕: 逆に見えちゃうんですね、限界が。この繰り返しで何が生まれるんだろうみたいな。

木曽:違うステージや場所や相手と学ぶことを欲していたんだと思います。無意識に探していたんでしょうね。それがどこなのかは、人によって違います。学び直したい、ステージアップしたい、このままじゃダメな気がするという心の声が、起こす行動が、江渕さんはMBAであり、私は美魔女コンテストの応募締切日当日にsnsで見かけてピンときたんですよね。引き寄せってあると信じています。

とにかく目の前の人をどう楽しませようかと考えていた

江渕: 正直お仕事もあるじゃないですか。大変だったんじゃないですか。

木曽:大変でした。時間、作業、スキルどれも自分との闘いでした。
コンテストの間も「なんて私は出来ない人間なんだろう。」と強く思っていました。毎日SHOWROOM配信が3時間あるので、何をしようかなと、出来ていないことや中途半端なこともたくさんありました。

江渕: どうやって最終的に腑に落としたんですか。

木曽:考えない。

江渕: 拍手(笑)。

木曽:落ち込んだ時もありましたよ。SHOWROOMで「私なんか」と泣きながら言ったこともあるし、そうするとみんなが「頑張れ頑張れ」と言ってくれたりして。

江渕: その場がなくなって寂しくないですか。

木曽:はい、大変さ以上に学びが多かったし、楽しかったですから寂しさはあります。人生で一番頑張った日々かもしれません。みなさんに「ちぐちぐロス」とおっしゃっていただき、私もしばらくはあの時期を思い出してロスでした。あるライブコマースに出演させていただいたのですが、コメントに「ちぐちぐ見てるよ!」とか書いてくださっている方がたくさんいらっしゃっていて、主催者の方が驚いていました(笑)。ありがたいです。

江渕: 嬉しいですね。

木曽:グランプリを獲りたいという気持ちは全くゼロで、とにかく一日一日なんとかクリアしよう、目の前に来てくれた人をどう楽しんでいただこうかな、というだけでした。応援してくださるから期待に応えたい、その積み重ねで私が持っている以上の力を得て、いつの間にか審査のステージが進んでいきました。応援の力って本当にすごいと思いましたね。

「ちぐちぐ」の愛称で親しまれる木曽先生

江渕: 木曽さんて、舞い上がらないのが良いですよね。木曽さんはそこがすごく魅力で、好きな方はそこが好きなんじゃないかと思います。もしグランプリを獲られても、変わらないという確信みたいなものがありました。

木曽:はい、良い意味で変わらないですね。グランプリの発表で名前を呼んでいただいた瞬間も、ガッツポーズもなく、驚きと感謝の涙でした。もともと競うのが好きではないですし、一緒に頑張ってきた仲間を想うとガッツポーズは出なかったです。
応援していただいていた方も、私の成長日記を一緒に体感していただいた感じでしたね。グランプリを受賞した時に「すごい」という客観的な感じよりではなく、「やったー!」と叫んだとか、涙が止まらなかったとか、自分事のように喜んだとのお話が大きかったです。

江渕: 私たちも正にそうでした。「やったー!」というのは木曽さんファンのキーワードですよね。

木曽:どうやってグランプリを知った?と後日聞いたら、リアルタイムでSHOWROOM配信をご覧いただいた方が多かったです。見逃した方も動画で観て下さったり。会社でみんなで残ってみんなで観て、すぐお祝い打ち上げに行ったよという方もいました。

江渕: わかります、甲子園の応援みたいですよね。

木曽:そうなんです。振り返ると、学びは相当多かったですね。

自分が輝くことでみんなが輝いて、その輝きを見るのが私の幸せ

江渕: 最後になりますが、木曽さんにとって美魔女とは何でしょうか?

木曽:美魔女の定義に、「自分自身の内面・外面が輝き、周りの人をも輝かせる光を放つことが出来る人」というのがあります。とてもしっくりきました。
私が輝くことでみんなが輝いて、その輝きを見るのが私の幸せです。みんな輝こう~!

江渕: 素晴らしい!

木曽:そして、輝くために何がいるか? それは応援です。

江渕: 応援はどうやったら得られますか?

木曽:「応援して」と言う(笑)。


このコンテストを通して、誰にでも想像以上のファンが必ずいるということが、よくわかりました。あなたにも絶対、熱烈なファンがいますよ!と言い切れます。

江渕: 木曽さんの経験を以ってそう言われると、迫力があります。
本日はありがとうございました。そして、本当におめでとうございました!