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interviewインタビュー

内海 加奈子 先生

2023.06.05

内海先生に聞く「ビジネスマナー社内講師養成講座」受講者様の変化とご活躍

2022年10月に第一回をスタートした「ビジネスマナー社内講師養成講座」について、受講者様の研修を通した変化と、受講後のご活躍について、登壇講師である内海先生にお話を伺いました。

内海加奈子 講師養成

内海 加奈子 先生 プロフィール:

大阪音楽大学を卒業後、展示会・記者発表会・芸能人トークショー・イベント・結婚式など司会者としても活躍。地元メディアにも多数出演。
これまで、多くのお客様と接する中で、 企業間によってマナーのスキルに大きな差がある事に疑問を感じ、講師を目指す。
現在は、四国を拠点に、コミュニケーションをベースとしたマナー研修を担当NPO法人日本サービスマナー協会の講師としても、研修を行う。

研修受講後、受講者様が生き生きと指導されていた

-早速ですが、ビジネスマナー社内講師養成講座が好評と聞きました。どんな時に受講者様の成長を感じられましたか。

内海:一緒に研修に入って、アシスタントについてもらったときですね。研修会場に入った時の空気が、以前とは大きく変わっていました。皆さんの受講姿勢が、最初から前のめりで活発で、講師が入る時にはある程度ベースが出来ている状態でした。スタートの雰囲気が変わっていて驚きました。

-それは、講座を受講された方がいらっしゃることで、全体の雰囲気が変わったということでしょうか。

内海:間違いなくそうですね。講座を受けた方が、研修前に色々とレクチャーをして、研修の受講姿勢を作って下さっていたのが大きいと思います。

講師がもう一人いるような状態で、例えばロープレをする際には、積極的に他の受講者に教えて下さっていました。

しかも、その表情がとても堂々と、生き生きとされていました。やはり、ご本人が学ばれて、自信を持って指導できるようになったのが大きいと思います。本当にきらきらしていましたね(笑)。

-すごい変化ですね。研修内で感じた変化はありましたか。

内海:立ち居振る舞いは、本当にどんどん綺麗になっていきましたが、一番感じたのは、質問の数ですね。

ある企業の方は、これまでも研修を多く受けられていたのですが、その分、講師によって若干違いがあることで何が正解か分からなかったそうです。(社内で)質問されても答えられないことがジレンマだったそうで、研修中はとにかく質問攻めでした。

講師によって言っていることが違ったとしても、大きく外れていなければ基本的に誤りはないんですね。例えば、名刺交換でも、同時交換であれば片手で交換する場合もあるのですが、「片手で渡すことはマナー違反だ」と思っている方からしたらNGですよね。

ただ会社としてどちらを選択するか、というだけなんです。

そういった小さな疑問を持って迷いながら行っていたのが、研修で解消されたことによって、恐らく自信に繋がったのではないかと思います。私自身、講師としても育てられたと思います(笑)。

-自信が持てたことが、堂々と研修を行える要因になったんですね。

内海:はい。また、気付きの共有でも、やはり少し視点が違うと言いますか、視座が違うなと感じました。皆さんが共有される気付きを、積極的に自分のものにしようという姿勢も印象的でしたね。皆さんで高め合っている雰囲気でした。

-他に研修の中で、受講者の方が得られていることは感じましたか。

内海:「知ってる」と「できる」の差ですよね。できていないことに気付くのが大きいと思います。

とても細かいこと言うと、例えば椅子を机の中に入れる、といったことです。やはり人間なので、繰り返し行って身に付けていくしかないんですよね。私も今でも師匠にも注意されるようなこともあります。

できていないことは、すぐその場で指摘していました。それによって、「言葉遣いはできていると思っていたけれど、違っていた」と、受講者様の気付きになっていました。

それの何が良いかと言うと、やはり間違ったことは、忘れないですよね。そういうことの積み重ねを行っていった研修だったと思います。

-確かにできているつもりで、普段の行動ではできていなかった、ということは多くありそうですね。

内海:人間なので、忘れますからね。忘れかけた頃に、(社内講師という)近くに聞ける誰かがいて、教えてもらえたらとても良いですよね。

-スキルではなく、マインドの部分で伝えられたところはありますか。

内海:「講師ができていないと説得力がないですよ」「講師が好かれていないと説得力がないですよ」というのは、伝え続けていました。お伝えしてからは、きっと日頃から気をつけていらしたんじゃないかと思います。

-それこそが内海先生の極意ですね。他に受講者様から好評だったことはありますか。

内海:研修の中でお渡しする、テキストに価値を見出していらっしゃる方もいました。

テキストも研修で使用するPower Pointもお渡しするので、受講後、本当にすぐに研修ができるんですよね。会社としてテキストがなく、「見よう見まねで作ってみたけれど難しい・・」という方はとても喜ばれていました。動画もついていますし。

あとは、手厚いフォローアップがあります。個別フォローをすることによって、会社の中で実際にどう研修を組み立てるか、という話ができます。

2時間だったらどうやって組み立てるか、1時間しかなかったらどうするか、構成から一緒に考えました。そこが一番迷いますよね。

-研修プログラムまで一緒に考えられたんですね。研修内で、印象的だった受講者様の言葉はありますか。

内海:「これでやってみます」という決意の言葉が印象的でした。ご本人が自信をつけられて、実践される現れだと思います。

受講後は研修アシスタントから自社企画まで

-本講座を受講後、研修のアシスタントとして活躍されていたというお話をお聞きしましたが、受講者様にはどのように活躍していただきたいと思われていますか。

内海:フォローアップに使ってもらいたいなというのが一番あります。研修を行う際に、毎回講師を呼んでいただけたら良いですが、予算もあると思いますし、難しい場合には講師が社内にいるというのはとても良いと思っています。

お伝えした通り、研修でプロの講師が入る場合も、アシスタントにつくことができます。

-自社の方がアシスタントでいらしたら実践的ですよね。

内海:そうなんです。実際の現場ではどうかを講師に伝える役割は大きいですよね。例えばクッション言葉一つ取っても、実際にどこで使う場面が多いかと質問したらすぐ答えてもらえるのは大きいです。自分の経験を伝えられるのは大きいですよね。

また、自社での企画ができますよね。

例えば、「最近、お客様のご案内が雑だな」と感じたら、ご案内のトレーニングをするとか。ちょっとしたトレーニングを自社で企画をして行えるのが理想だと思います。毎朝朝礼の15分でもいいので、声出しや笑顔を作るというのを、みんなでできたらとても良いですよね。

-ご自身で実務に沿った企画をされていかれたら、本当に会社が良くなっていきますね。ありがとうございました。

ビジネスマナー社内講師養成講座は、次回2023年9月12日、10月10日、11月14日の3日間、松山で対面で開催いたします。それ以降もご希望に応じて日程を設定し開催していきますので、ご興味をお持ちいただきましたら、是非営業担当者、もしくはお問い合わせフォームからご連絡をいただけたら幸いです。